ご縁
ご縁をいただいたご家族の話です。
富山県にお住まいの妹さんからの電話でした。
お姉さんの旦那さんが、癌で入院しており、お医者様からは、「覚悟をしていて下さい」と言われ、心配された妹さんが姉さんに代わり葬儀社を探されてお問い合わせをいただきました。
後日、お話し(事前相談)をさせていただくため、お姉さん家族のご自宅に伺いました。
そこには、電話をいただいた妹さんとそのお姉さん、つまり、この家の奥さんと四人の娘さんたちがいました。
「今日は、家族みんな揃って、お父さんのお見舞いに行って来たんです。」と優しい表情で奥さんが話してくれました。
リビングには、沢山の写真が飾られ、別な部屋の一室にはお嬢さんたちが、小学生の頃描いた絵が何十枚と飾られていました。
この絵は、入院されているご主人が貼られたそうです。
このような、沢山の写真や絵が飾られた、とても暖かな、お家でお話しをさせていただきました。
帰り際に、沖縄に嫁いだ、ご長女が私に言いました「大切な父なのでよろしくお願いします」と私は、その言葉と表情に、つまり、「大丈夫です」と、だけ返し家を後にしました。
そちら、数週間後お亡くなりになったと知らせを病院からご自宅にお連れしました。布団を敷、寝かせた部屋は、娘さんたちが描いた絵が沢山貼られた部屋でした。
数日後、お葬式で飾らせていただいた、お写真や想いでの品々を、家族や参列してくださいったみんなが、囲みお話しをしてました。
ご葬儀は、滞りなく終り後日自宅に伺うと、奥さんと娘さんたちが出迎えてくれました。
奥さんから、「ありがとうございました。本当に私たちの想うお式ができました」と、手紙とマンゴーをいただきました。
それは、ご長女からでした沖縄産のマンゴーは、とても美味しかったです。
でも、一番嬉しいのは手紙に綴られた、言葉でした。
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