怖い体験
子供の頃体験した怖い話しです
私は小学生の時、世田谷区経堂に住んでいました。
両親は、農大通りで飲食店を営んでいましたので、この頃は、毎日お店で食事をしていました
お客さんの大半は、農大や国士館の学生さんで、部室等にも連れて行ってもらったり、みんなには良く遊んでもらった思い出があります
その、農大通りで、当時は怖い体験、今思えば不思議な体験をしました
私はお店に行くには、自宅から自転車(ママチャリ)で通っていました
この日も、いつものように夕食を済ませ自宅に帰ろうとお店を出ると、自転車が無くなっていました
実は、お店の前に自転車を止めて置くと、私のだけが盗まれる事が何度かありました
だけど、いつも近くに放置してあり、探すとすぐに見つかりました
ただ、変だな?。と思っていたのは、必ず自転車のかごには、黒い表紙のハードカバーの本が入れられていた事です
この日もすぐに見つかるだろうと、探したのですが、なかなか、見つかりません。
諦めて店に戻り父親に見つからない事を話すと、もう一度探して来いと、怒鳴られ私は、泣きながらまた探しに行きました
すると、農大通りの中間ぐらいに、おじぞう様がいてその脇に自転車が置いてあり、かごには、いつもの黒い表紙の本が入っていました
急に怖くなり本を投げ捨てなぜか、自転車に乗って帰れば良いのに、押してダッシュで店に戻ろうとしました
すると、急に周りが暗くなり、通りの街頭がぼんやりとつきはじめまたのです、
なにやら、後ろに気配を感じ振り帰ると、全身真っ黒で、目だけ光っている
二人が走って追いかけ来てました
私は泣き叫びながら店に向かい自転車を猛ダッシュで押していた時、肩をトントンと二回叩かれ、もう、だめだと思い叩かれた方を見ると、店の常連さんの大学生でした
その瞬間、一気に周りが明るくなりました
どうしたの?と声をかけてくれましたが、恐怖で声も出ませんでした
そのまま、常連さんと店に戻り、しばらくして落ち着いてから、親に話しましたが、「へ? 」 の一言でした。
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