予知能力2
前回の続き、もう一つ私が予知した話しです
二十五才の時に一人暮らしをしていた、マンションが火事になる事を、予知していました
このマンションは、三階建てでエレベーターは、無く外階段、外廊下、とかなり古い作りのマンションで、私はそこの三階に住んでいました
朝、仕事に出掛けるため、自転車にまたがり家の前で信号待ちをしている時
ふと、「火事になる」と思い、振り返りしばらくマンションを見ていました
やっぱり火事になる〓
だけど、出火場所は、自分の部屋ではない事も解り、なぜか安心していつも通り会社に向かいました。というよりもその瞬間から、火事の事は全く頭にありませんでした
夜、マンションに帰り階段を登ろうとした時、何か、散らかっているような、汚れているような気がしたのですが、このマンションの大家さんは、近所では有名なドケチで、階段や廊下の電気は、つねに切られている状態だったので、暗くて良く見えませんでした
しかし、三階にたどり着くと足元に消火器が転がっていましたが、それでも、私は火事が起こった事に気づかづ、自室の鍵を開けようと玄関の前に立った時、扉の横にある、掃きだしの窓が割れているのに気付き、これは、泥棒に入られたと思い、慌てて鍵を開け部屋に入りました
部屋の中は、ぐちゃぐちゃで天井は壊され焦げ臭いにが充満していました
ここで、ようやく朝の事を思いだし火事だと気づきました
出火場所は、私の隣で、一番奥に位置する部屋からでした
その部屋には、当時、二十歳位の女の子とやや中年の男性が住んでいたのですが、男性がパチンコに出かけ女の子がシャワーを浴びている間に、ストーブの火が引火したそうです
女の子は裸で逃げ出し無事だったそうですが、しばらくの時間戻って来なかったそうです
何故戻れなかったか?
着る物がなかったからではなく、見られてはまずい物が部屋にあったからだそうです
なので、戻って来た彼女はすぐにお巡りさんに連れて行かれたそうです
ちなみに、その後、大家さんは、出火元の親から、いくらかのお金をもらった
そうですが、一番被害の大きかった私に二千円だけくれました
P.S. その一年後、隣に、新しいマンションが建ていました(笑)
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